どうして白髪染めってしみるの?

Q. そもそもどうして白髪染めってしみるの?

A. 白髪染めには主に3つの成分がはいっています。

  一つは人工色素。2つめはアルカリ剤。

  もう一つは過酸化水素です。この3つは白髪を

  染めるためには必要な成分なのですが、

  この3つとも皮膚に刺激を与えてしまう原因に

  なってしまいます。

  まずは人工色素ですが、一般的にヘアカラーと

  呼ばれるものは、1剤と2剤を混ぜて使う

  カラー剤のことです。

  このヘアカラーには必ずと言っていいほど、

 「パラフェニレンジアミン」という成分が入って

 います。

 これがないと、髪を染めることができません。

 (今現在、この「パラフェニレンジアミン」無しの

 ヘアカラーも存在しますが、アルカリ剤と

 過酸化水素は入っているものもありますので、絶対

 しみないとは言えません。

 染まり具合もしっかり染まるものから、

 1回では染まらないものまで、まちまちだそう

 です。)

 この「パラフェニレンジアミン」は毒性が強く皮膚

 に刺激を感じてしまうほかに、アレルギーの原因に

 もなったりします。

 2つめのアルカリ剤はあまりに長時間または大量に

 皮膚につくと皮膚のタンパク質を溶かしていって

 しまいます。

 月に1度、1時間くらいのヘアカラーでも、もう

 何年も続けていたら、頭皮にとってあまりにも

 負担がかかることは想像できますよね。

 そして3つ目の過酸化水素ですが、原液で皮膚に

 つくと、ピリピリとした痛みが発生します。

 ヘアカラーに使うときはよ~く混ぜてから使わない

 といけません。

 もし、混ぜるのが足りなくて原液の部分が残ってて

 頭皮についてしまったらヒリヒリしみると

 思います。

 このように、ヘアカラーには皮膚に刺激をあたえる

 成分が多く入っています。

 皮膚が丈夫だから大丈夫と思っていても、

 月一回の白髪染めを何年も繰り返していたら、

 普通の頭皮でも炎症を起こしやすくなるだろう

 ことは、よくお分かりいただけるかと思います。

 ということで、しみないカラーを試してみたい

 方はご相談くださいね。