カラーの時にしみるのをがまんしてたら・・・?
でも普通のカラーのほうがしっかり染まるから、カラーの時にしみるのは我慢してればいいよね?
いいえ、しみるのを我慢し続けていたらどうなるのでしょうか?
なぜ、カラーは沁みるのか?
それは、アルカリ剤、人工色素、過酸化水素水などが皮膚に刺激を与えるからですね。
でも、ただ皮膚に刺激を与えるだけなら、カラーをして1か月間は鎮静化させればいいんじゃないの?と思われるかもしれません。
でも本当はもっと恐ろしいことが体内では起こっています。
アルカリ剤や過酸化水素の刺激によって、頭皮がヒリヒリしたりかゆくなったりするということは、頭皮に少なからず傷や炎症が起きているということ。
その小さな傷口や毛穴、または、もともとあった湿疹の部分などから、人工染料「パラフェニレンジアミン」は体内に浸透していきます。
すると、異物が入ってきたと判断した免疫細胞は、抗体を作り出します。
次に異物が入った来た時にすぐに戦えるようにするためにですね。
そうなると、ヘアカラーをずっと続けていると、この抗体がどんどん増えていき、ある日ヘアカラーをしたときに、その抗体が爆発的な勢いで暴れだします。
そうです。花粉症の理論と一緒です。
こうなったらカラーをしたときにしみるどころか、顔が腫れる、ひどいかゆみや痛み、しいては呼吸困難やショック症状などのアナフィラキシーショックを起こす可能性もあるのです。
これを「ジアミンアレルギー」といいます。
これは体が弱い人とか、皮膚が弱い人とかは関係ありません。
このお話をさせてもらうと、
「でも、うちのおばあちゃんは死ぬまで染めてたけど、カラーアレルギーなんてならなかったよ。」
と言われたことがあります。
はっきり言わせてもらえば、そのおばあちゃんは「運が良かっただけ」です。
1990年代に起こったカラーブームで、ほとんどの方が髪を明るく染めるファッションカラーをし、白髪が生えてきてからは白髪染めを1~2か月に1回の間隔でしています。
私だって20歳の頃から44歳までの24年間、2か月に1回カラーをしていましたから、ざっと計算して年6回×24年=144回、職業柄、毎日のようにお客様にからーの施術をし、練習モデルになったりもしたので、たぶん皆さんよりも、カラーに触れる回数は多いでしょう。(今はヘナで染めてます)
これ、一般の方で、几帳面な方、白髪が伸びてくると気になって仕方がない方、簡単にホームカラーで済ませている方だと、年12回×45年=540回(25歳から70歳まで毎月カラーをした場合)になります。
これだけの回数を、頭皮に刺激や炎症を与えていくわけですから、アレルギーにならないほうが奇跡です。
どうですか?
これでも普通のヘアカラーでいいわっ思えますか?
う~ん・・・と思った方はノンアルカリ・ノンオキシ(過酸化水素水不使用)・ノンジアミンのヘナで白髪染めをするということを考えてみてはいかがでしょうか?
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ご相談お待ちしております。