普通のヘアカラーから、ハナヘナに切り替えたいと思っている方へ
ガーネットでは、ヘナの良さをお客様にお伝えしています。
だんだんと「ヘナっていいんでしょ?やってみようかな・・・。」と言ってくださる方も増えてきました。
とってもうれしいです!!
ただ、一つお伝えしたいことがあります。
今まで普通のヘアカラーをしていた方からすると、「ヘナは髪や頭皮に優しいカラーで、トリートメントもできて、それで白髪もしっかり染まる!!なんて素敵なヘアカラーかしら・・・」と思われているようですが、残念ながら、ヘナはそんな素晴らしいヘアカラーではありません。
まず、第一にご理解いただきたいのが、
ヘナは黒髪を明るくすることはできません。
ヘナはただの葉っぱの粉末です。
ヘナに含まれているローソンという色素が、髪のタンパク質と絡み合うことにより、細くなった髪や、傷んでパサパサになった髪にハリコシやツヤ、落ち着きを与え、ついでに白髪がオレンジ色に染まるというものです。
ですので今まで普通のヘアカラーをしていた感覚で、白髪をブラウンに染めつつ、地毛を明るく、または明るすぎるカラー毛を〇〇トーンまでトーンダウンということはできません。
今まで普通の白髪染めをやっていた方がヘナに切り替えた場合、初めは根元の白髪はオレンジ色に染まり、黒い毛の部分は変化なし、既染毛である毛先は、明るければ明るさはそのままオレンジ味が強くなり、黒めに染まっていれば色の変化はなしです。
次に知っていただきたいのが、ヘナはやればやるだけ髪が良くなるというのは本当なのですが、2週間に一度とか、時間を長くおけば良いと思ってヘナを塗ったまま寝るなどは、あまり良くないということです。
ヘナには収斂作用というものがあります。収斂作用とは、組織を引き締める作用ということです。ヘナにさらされる時間が長ければ長いほど、髪は収斂していきます。良かれと思って短いスパンでヘナを何回もやり、ヘナの成分が髪の内部にも表面にもたくさん入り込んだ状態になると髪は過収斂というものをおこし、ガシガシ、ゴワゴワの髪になってしまいます。
ヘナで染めてるのに、髪がだんだんゴワゴワになってきたと感じるのであれば、ヘナのやりすぎを疑った方がいいかもしれません。
理想的なヘナの間隔は、月に一度。これ以上空いてしまうと、ヘナが褪色しすぎて、逆にせっかくのハリコシやツヤが失われてしまいます。
また、月に一度ヘナを染めていると、ヘナで染めた部分がだんだんと明るいオレンジ色から深みのあるオレンジ色に染まっていきます。(ナチュラルヘナの場合ね)
ご理解いただけましたか?
ヘナは普通のヘアカラーではありません。
色ムラの修正や、希望の明るさまで暗くするトーンダウン、ましてや根元のプリン状態を毛先に合わせるなどということはできません。(どうしても全体をムラなく均一な髪色にしたい方は、アルカリカラーで修正してからヘナをすることをおすすめします。)
ヘナはただの葉っぱ。
ヘナを人に合わせるのではなくて、人がヘナに合わせるものです。
そこのところをよくご理解いただいたうえで、ヘナにチャレンジしてみてくださいね。